マンサクの花 と
はじめて出会った
私は お花と出会ったら必ず
香りを嗅いでしまう
習性がありますので
そのとおり 花と鼻を近づけて
マンサクの花は
ほんのりと香り
何故だか、忘れさられた
過去を思い起こしてくれた
それは古い記憶
昔可愛がっていたバービーちゃんの
頭の古くさい
プラスチックのかおり
。。。
お友達に そう つげると
伝わったみたいで、あっほんとだ!
と 微笑んだ。
古い人形の頭の匂いが
伝わる素晴らしさ
!
かおりって 不思議な記憶を
紐解いてくれる
たまに 乾いたアスファルトと土ぼこり
に ドブの匂いと 尿が混ざったような 時
風と太陽が それに一致したとき
インドのあの路地裏の 風景が蘇ってくる
かおり は 一瞬で
全てをもっていく
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さあ かおりが
○
春をつれてきたのだ
○
お隣の 梅の花が ほころび
かおりを 運ぶ
大好きな 水仙が 芽を出した頃
玄関に生けた 蠟梅の花が
朽ちてもなお かおりを放つ
ヒヤシンスたちが
爛々と キッチンの傍らで
おられる。
あぁ。
・
・
・
・
・
・
・
・
遠くから運ばれた
大好き な フランキンセンスの精油が
みててしもうた。
私は このフランキンセンスに
魅了され ている。
いつか 生で出会いたい植物だな。
ありがとフランキンセンス
わたしを助けてくれて
○*・
あぁ
クチナシの花が 咲く庭にしよう
金木犀は少しづつ 根付いているだろうか
さぁ
春が むくむくと
芽を出してきた
植物たちの 目覚めが きた
かおり を
はこんで
おくれ
○
つらなり
かおる
生命の唄
が
きこえるだろうか
きこえない
うたを
きいているように
耳をすまして