2019年2月22日金曜日

Kaori

マンサクの花  と

はじめて出会った

私は   お花と出会ったら必ず

香りを嗅いでしまう

習性がありますので

そのとおり   花と鼻を近づけて


マンサクの花は

ほんのりと香り

何故だか、忘れさられた

過去を思い起こしてくれた

それは古い記憶

昔可愛がっていたバービーちゃんの

頭の古くさい

 プラスチックのかおり

。。。


お友達に   そう  つげると

伝わったみたいで、あっほんとだ!

と  微笑んだ。


古い人形の頭の匂いが

伝わる素晴らしさ




かおりって     不思議な記憶を


紐解いてくれる


たまに   乾いたアスファルトと土ぼこり

に ドブの匂いと   尿が混ざったような   時



風と太陽が   それに一致したとき


インドのあの路地裏の   風景が蘇ってくる


かおり  は   一瞬で

全てをもっていく




******
          **



さあ    かおりが


春をつれてきたのだ





お隣の   梅の花が  ほころび

かおりを  運ぶ



大好きな   水仙が  芽を出した頃



玄関に生けた   蠟梅の花が


朽ちてもなお  かおりを放つ


ヒヤシンスたちが

爛々と        キッチンの傍らで


おられる。


あぁ。
















遠くから運ばれた




大好き  な  フランキンセンスの精油が


みててしもうた。




私は    このフランキンセンスに



魅了され    ている。  


いつか  生で出会いたい植物だな。


ありがとフランキンセンス


わたしを助けてくれて


○*・


あぁ

クチナシの花が   咲く庭にしよう

金木犀は少しづつ   根付いているだろうか



さぁ


春が   むくむくと



芽を出してきた




植物たちの   目覚めが   きた





かおり   を


 はこんで


おくれ







つらなり


かおる




生命の唄







きこえるだろうか




きこえない



うたを



きいているように




耳をすまして