2016年12月11日日曜日

懐かしい魂

巡礼旅で出愛った魂たち
久々の再会も
はじめての出愛いも
目の奥の輝きに懐かしさがいっぱいだった
あぁ私はこの魂を知っている
そんな出愛いばかりだった。

はじめて愛ったのにもう何年も前から
ずっと一緒にいる感覚の人たち

ああ何て面白いんだろうか、この出愛いこそが
私の宝物だなぁ。と染み染み
帰り道に思いをはせた。

もうひとりのわたし と  出愛ったよ
と言ってくれて  最後涙を流しながらハグをして
スリスリと別れを惜しんでくれたあの子。

人間ってなんて愛おしいんだろうと

人にお世話になってまた新たに気づいた

そんなふうに私も人をもてなせたら
どんなに人の心が豊かになるだろうかと思った

美しい魂たち  との  心を震わせる出愛と

初めて目にする自然の風景の偉大さに圧倒されて


旅の途中京都で乗った電車の中に
日本昔話から飛び出てきたおじいさんとおばあさんが
目の前に座っていた  しわくちゃの顔に髪の毛をゆって、杖をついて
その横には、リカちゃん人形のような女の子がロシア風の帽子をかぶって
外を眺めていた
その横には真っ赤な縁取りのハート形のメガネをかけて金色のパンツをはいた
ファンキーな女性がいた

ふと私は思った
おそろしいくらい沢山の魂があちらにもこちらにもいて
魂たちの生きるままにそれぞれ生きていて
その魂の中の道があり
その魂の世界だけが展開されていて
この世界はいったいなんなんだろうか?
と果てしない魂の粒の宴が産卵していく
地球の果てしなさ宇宙の果てしなさに
電車の中途方に暮れてしまい茫然としてしまった。

目の前の昔話から出てきたような
おじいさんとおばあさんは杖をつきながら
手をくんで降りていった。

腰が曲がって
しわくちゃになって
杖をついて

その人の一生が永遠のような一瞬をとらえた
あー
生きてるなー

歓喜が私の全体を覆った

いったいなんなんだろう。

私は
これからもっと果てしなく続く魂たちとの
再会が、楽しみでならない。






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