ゆらゆらとゆられ海に浮く

この数週間1年分の海を泳いだ
恋しくてしょうがない海へ漂って
地中海の海
宮古島の海
瀬戸内の海
日本海の海
泳いで泳いで
浮かんで浮かんで
潜って潜って
とにかく海へ行きたかったのです
海に憧れて海を知って海に恋をしたので
海が恋しくて海を思うて来る日も来る日も
海を夢みてた。
海に漂って泳ぎすぎて疲れ果てた日に
夜布団の上でそのまま身体が
波を覚えてゆれている
目をつむれば
まだ海の中  ふわふわ   ふわふわ
この感覚懐かしいなぁ〜〜とすごい小さい頃の
の事を思い出した事が嬉しかった。
海のミルク牡蠣さんの濃厚な味わいと潮風
さびれたて色あせた日本海のドライブイン
海の家の大きなカキ氷と練乳と干したタコ
愛おしい
愛おしい
小さい私の記憶。
大きい私の記憶の海は
宮古島のブルーのブルー
あの色を表現したくて
何度も絵にしてみても
何度も染めてみても
何度も曲を作ってみても
あのブルーのブルーは表現しきらない

ゆらゆらとゆられ泡の音を聞いてゆらゆらとゆられ
海といったいとしたらあのブルーのブルーになれるかな。