2016年9月14日水曜日

心の奥の桃源郷・・・・

心の奥の桃源郷への旅

ある日の 匂いで  忘れかけていた記憶が蘇った
それはボイラーのかすかなさびれた匂いと
納屋で のほし草と藁と糠の匂いだった。
涙が出そうになるくらい懐かしくも愛おしい匂い
爺ちゃんの一輪車に乗って朝靄の中畦道を渡り、
小さな蛙と同じ目線で世界を見ていた時の頃だったか。
あの山には鬼が住んでいるんだよ、
狐の嫁入りはほんとうにあるんだと、いろんな話をしてくれた。
裏山の山水をひいて、苔で覆われた水溜めに
爺ちゃんが育てた大きなスイカと真っ赤なトマトとキュウリが浮かんだ
あの時のあの一瞬の匂いだった。
爺ちゃんに、あいたかった、今目の前にいたら
色んな話を聞いただろう。
そんな思いがふつふつと湧き出て、
今は亡き人たちの顔がどんどん浮かんできた日だった。
あの時の あの人の あの一瞬の あの空気と 心は
見えない宇宙の中で今も鮮明に輝き続けていると思う
誰にも知られないままの記憶や
忘れ去られたあの一瞬が
どうにも愛おしくてたまらない。
小さい頃の私に向けてくれた、
無償の愛が 今もずっと変わらずに生きているよう


心の奥の桃源郷へ
素晴らしく美しい場所
忘れさられてしまった故郷と言いましょうか、
新しいもう一つの惑星と言いましょうか、
それは目をみはるほどの自然に囲まれた所
もうずっと前から知ってる場所のように


久々に滝へ行くと朝日の光が射した瞬間
はじめて滝に虹がかかった
待っていたよ、と見せてくれた。
見えない世界のみんなが待っていてくれていた
一点を見つめていると世界とわたしが溶け込む
愛の空間 至福の感覚

感情があって良かったなぁ〜とつくづく思うちっぽけなわたしの今日この頃
苦しいも楽しいも愛おしいも泣けるも
辛い甘い苦い  雨 晴れ  雪  嵐  雷
よく作ったよなぁーなんて思う。
途方もない  途方もない   大いなる愛の中で生かされて
ありがたいしか  もう出てこなくなったよなぁ。
ありがたい の何ものでもない。


ハートは全くもって 恐怖も知らずにきづつく事もなく
だから大丈夫よ〜〜と笑うハート。

これと言ってなにもないのですが   ささいな事に感動し
小さな幸せ をかみしめて  ちっぽけなわたしと 偉大な宇宙のはからいに 漂う  ボウフラな感じ

桃源郷は  すぐ ここ心ここに

またね  !    また いつか あいましょう!

爺ちゃんに言ったら、
はいよー。
聞こえない声を聞いたように思う。

ヒグラシが   懐かしさに拍車をかけるように
ちょうど鳴くのんよ

お主やりますね。













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