朝 縁側で 山から太陽が顔を覗かせる
風が 横ぎり 木々が揺らぐ
鳥が木に止まり 羽根を休め 羽根をつついた
蜂が花の蜜を ここぞとばかりに吸っている
名前の分からぬ虫たちが ざわざわとくるくる飛び回る
山桜は ゆっくりと咲き 花咲か爺さんのようだ
鳥が鳴くのに真似て 鳴く 可笑しな声 の鳥になる
タンポポは黄金の絨毯を広げ 勢力を増した
栗の木は ハゲ頭から 青い葉をつけていた
梅たちもまた 青い葉をつけていた
芝桜 も 紫色の絨毯を広げ 太陽と共に勢力を増した
スイバは ぐんぐんと 高く伸び放題 の 酸っぱいやつら
名前の分からぬ 薔薇のような あなたは端っこで美しく咲くし
棕櫚の葉は 風と戯れ 微振動の ただならぬ動きを見せる
お姫様ヘタレ君は ここぞとばかりに私に飛び込んで凄まじい香水をかける
7ミリくらいの蜘蛛 瞬時に回転 の早いこと
*
無言
の
騒がしさ
ざわわ
ざわわ
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