2016年2月4日木曜日

あの日の山いちご



 

あの日 の

山いちご 。 

まるで 小さなシャーベットのように 

シャリシャリ 口いっぱい甘酸っぱくなった。

至福の朝食。

冬のごちそうよ






空に咲く花々に見惚れて ね 

その 美しさに 言葉を うしなったの







瓢箪池に 氷が はって 

そして パリンとした  氷から 見る 世界は 

ぼやけて 水水しい 





お友達が お花をくれた 

あなたに あげるよ。

部屋に飾って 

窓を開け放った。

ぴんと背筋が のびるほどの 冷風 と 新鮮な 空気に

体が 大喜びしていた。


なに気ない 日常が わたしの 全てで 

目に映るもの すべて に   今 という  永遠を みる

なにもないけれども 全て ある

わたしの中に 全て あった

それが

おかしくって 

ゆっくり 入れた  花茶を 

ゆっくり 体内に 取り込んで

その あたたかいものを 内臓 が 

わい、わいと 受け入れていく のを 感じていた。




君でもなかった

わたしでもなかった

だれでもなくて

世界でもなかった

宇宙でもなくて

神様でもなかった

その 

なんでもない 

なにか



ただ ただ 

いるよ



今ここ

それだけで 十分。

死ぬにはもってこいの 日 だった。

まだまだ

巡礼続編は 続くらしい



LOVE 



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